Vol.4 在宅ワーク
長かった雨の季節が過ぎ、夏の陽気を肌で感じ始めた今日この頃。
太陽が本気を見せ始めたが、自称倹約家の私はそう簡単にはエアコンをつけない。
これは意地である。
在宅ワーク生活も半年を超え、何となく慣れてきたところである。
とでも言うと思ったか!!!!!!!
正直に言おう。在宅ワーク辛い!!
「在宅ワークできるとか幸せなほうだよ」「私なんて毎日出勤だから」「贅沢なんだよ」等々、言われることが目に見えているのでオフラインの生活では公言しづらい悩みである。
でもさ、人の幸せ・不幸せの基準ってそれぞれじゃん?と開き直って今回は在宅ワークについて書いていきたい。
辛いポイント1 確認作業がひたすらだるい
私は今年の頭から別事業部へ異動したので、兎に角分からないことだらけ。
ファイルの保存場所から作業の流れまで1つ1つ確認をする必要がある。
ここで問題になってくるのが、多忙極める上司である。
何回電話をかけても繋がらないのがデフォである。
昔ながらの企業色が強いので確認というポーズ(実際は目も通していないと思う)を経なければ次に進められない。
それなら、先輩に聞けばいいじゃん?と思われたかもしれないが、先輩は私と会うことなく退職された。
そう、今の部署に業務を一から教えてくれる先輩はいない。
ほぼ完全リモートなので、昭和っぽい「目で見て盗め!!!」も全く効力がない。
逆に、よく今までそんなに大きなミスなく過ごしてきたな。と褒めてやりたい。
といっても、今年で社会人3年目なので何となくは汲み取ることが可能である。
新卒から完全リモートの世代は一体どのように日々を過ごしているのだろう、、、
大手であれば、そこら辺の研修もきっちりしていると思うが中小にはなかなか厳しいのではないか?と感じずにはいられない。
辛いポイント2 人と接しない
基本的に人見知りでコミュニケーション能力が秀でているわけではないので、リモート?余裕だろ?と完全に舐めプ状態であった。
しかし、人間は一人では生きていけない動物である。
他人と話すことの大切さを身を持って感じている。
あと、完全に脳みその回転速度が下がってきている。人と接する機会がない老人程、ボケの進行が速いってのは本当らしい。
先日、トイレットペーパー(12ロール)を購入してどこかに置いてきたときは流石にまずいと思った。(が、これはそもそもの性格からの失態のような気もしている)
社内のコミュニケーションなんて必要最低限で十分だと思われているかもしれないが、その必要最低限が物凄く重要である。
辛いポイント3 閉塞感
十分なスペースがある家でのリモートと6畳間でのリモートは天と地の差がある。
閉塞感が半端ない!!!!
ここは牢屋か???私は囚人か??????今日は何月何曜日だ???となる。
ヒルナンデス!メンバーで曜日を確認する毎日である。(ちなみに、私は水曜日推し)
狭いアパートX独り身Xリモート=窒息死の方程式ができあがる。
コロナを機に結婚・同棲に踏み切る人口がそこそこ多いのも納得である。
宝くじが当たったら、戸建てを建てて犬を迎えようという野望が日に日に大きくなってる。
頼んだぞ!サマージャンボ!!
辛いポイント4 未来が見えない
これは、リモートというよりコロナ禍という状態が問題だとは思うが、、、
自分自身について内省する時間が増えたので、このままでいいのか?とグルグル考えてしまうことが多い。
人間、時間が余ると哲学思考になりがちである。
目覚ましでベットから起き上がり、PC付けて黙々と作業というつまらなすぎる日常がいつもで続くのか、、、学生の時の自分が今の自分を見たら泣くのではないか?とか考えてしまう。
転職も考えているが、異動したばかりだしコロナだし、、、リスキーだよな、、と一歩を踏み出せない自分が悲しい。
私も過去に戻ってドラケン助けたい、、、そんでもって、リベンジしたい、、、
嫌な部分を書き連ねたが、もちろん在宅ワークの利点も沢山ある。
・出社時間の削減
・電話で怒られている時に変顔で応戦
・好きな時間に好きなものを食べられる
・部屋を綺麗に保とうという意識が芽生える 等々
個人的に2つ目が一番ありがたい。
どんなに怒られていても、目の前に好きなアイドルの写真等を置き変顔で応戦することでHPの激減を回避することが可能である。是非、試して頂きたい。
この生活がいつまで続いていくのか分からないが、もう少しだけ頑張っていこうとは思っている。
在宅ワークに追加する形で、現在の業務内容に対してやりがいというものが感じられないのでタイミングを見て転職も考えていきたい。
仕事って難しいな。
現在の職は福利厚生は抜群にいいが、それだけでは満足できないんだなと考え始めている。
自分にとって、「仕事=生活する手段」なのか「仕事=やりがい」なのかよく分からなくなってきている。
仕事人間にはなりたくないが、週5日も費やすのである程度のやりがい?楽しさ?は欲しいと思ってしまうのは贅沢なのだろうか?
とグルグル思考に入ってきたので、ここで終わろうと思う。
閑話休題
さあ、今日は日曜日。空は冴えない曇り模様だけれど、週末の私はゾーンに入っている。
つまり無敵である。
現在は9時を少し回ったころ。読破したい小説を手に近くのスタバでかっこつけるのもいい。いや、それしかない。今日の予定は決まりである。
日曜日ということはシューイチか。中丸君の「マジすか☆」でも見ながら早速準備に取り掛かろう。
と意気揚々とローテブルからリモコンを取ろうとした私に悲劇が訪れた。
二十余年生きてきた中で経験したことのない腰への痛み。
垂れてくる脂汗。
文字通り動けない。
中腰のまま救急車を呼ぼうか思考を巡らせること1分ちょい。
やっと動けることになった私は断末魔とともに丁寧に膝から崩れ落ちた。
もちろん、痛みへの恐怖も過分にある。しかし、ぎっくり腰という年より臭いワードに自分が該当する年齢に差し当たっている事実を直視するほうが怖かった。(若年性もいるらしいが、私は既に若年性とは括られない年齢である)
小一時間しくしく己の不幸を嘆き、今後の予定を組み立て始める。
あれ?イケルかも?!?!と己のフィジカルを過信し無理に動かし悲鳴を上げること数回。
折角、スタバで意識高い系を演出するつもりだったのにリラックマもびっくりのだらけた姿で一日を過ごさなくてはならなくなってしまった。
まさかの日曜日発症が災いし整形外科にも行けない。
「近所 ぎっくり腰」でググると針・お灸・整体しか出てこない。
しかも割とお高くつくではないか。
やめだやめだ!!!安静にしてれば治る!!!と再びリラックマになり韓流ドラマを見続ける。
そこに鳴り響くインターホン。
そう。今日は待ちに待ったトレンチコート様がZOZOという町から届く日であった。
再び脂汗をかきながらクロネコヤマトさんにお礼を言い封を開ける。
かわいい。
確かにかわいいが、喜び勇みファッションショーを開催する余裕が私にはない。
秒速でハンガーにかけクローゼットに封印した。
ごめんね、トレンチコートちゃん。
ぎっくり腰の原因は人によって違うため一概に言えないということであるが、私の場合は確実に在宅ワークによる長時間の椅子への拘束である。
もし、コロナが蔓延していなければ
もし、定期的にストレッチをしていたら
もし、「マジすか☆」を見ようなんて思わなければ
交錯するIFの世界の終点が現在の結果であり私である。
痛む腰を労わりながらの業務遂行はかなりきつい。
普段はやりがいのなさ・業務の少なさ・成長実感のなさ、、、考え出したら際限ない不安に頭を痛めているが、今日ばかりは何をしているのかよく分からない部署に配属されていてよかったと思うのであった。
いや、一晩寝かせてよく考えたが全然よくない。(転職しよう、、、)
また、ぎっくり腰になったことで普段友人間での談笑の際に冗談で言っている「私、将来孤独死だわ~~」を間近に感じてしまいとてつもなく怖くなった。
死ぬほど苦しいのに誰にも助けを求められず、絶命してから数日後に異臭で発見される自分をまざまざと想像することができた。
お願いだから、私の老後頃にはスーパー介護ロボットが一人一台支給されてほしいものである。
Vol.3 占い
二月某日、天気は曇り。上司に怒鳴られることはあるものの、まあまあ平穏な日々を過ごしている。給料は少ないが、残業に殺されかけることはない。でも、やりがいがあるか?と聞かれたら正直答えに窮してしまう。そんな毎日をダラダラと送っている。
二十代後半となると「このままで私大丈夫?」という問いかけを週3位の頻度でするものである。私含め周りの人間も割と将来を危惧し始めている。転職を検討し始めている近い知り合いも割と多い。また、友達が少ない私のインスタにも多い時には月に2~3人の結婚報告が流れてくる。
そこで考えた。
1回占ってもらうか。
スピリチュアルなことに対して猜疑心があるが、まあ一回くらい行くのもありかということで出向いた先が新宿でいつも混んでいるあそこ。そう、東口のヨドバシカメラの脇にあるあそこ。
https://www.hou-uranai.com/access/access6.php
同じく人生に迷う友を引き連れ
「行くぞ!」
まず、料金であるが
・手相占い¥1,100
・算命学¥3,300(手相占い付き)
・相性診断¥3,300(たぶん、手相占い付き)
というシステムになっている。
最初は、手相占いだけでいいか~という気持であったが「今日の算命学の先生人気ですよ」の一言に乗っかり¥3,300を奉納した。
まず、手相占いをしてもらうために1時間ちょい待ったかな。
ここで感心したのが、鳳占いやかたのマーケティング担当の手腕である。
並んでいると、係の人に苗字とコースを聞かれる。
ここでの一番のミソは、苗字を申告してもその場を離れられない点である。つまり、どんな寒空の下にあっても並び続けなければならない。店舗側は強制的に行列を作れるのである。
更に、料金体系もいいところを突いてくる。算命学¥10,000とかなら「じゃあ、せっかくだしやってもらおうかな~」とは絶対ならない。
しかし、¥3,300である。折角、何時間も並ぶのだから見てもらおう。という気持ちになってしまう。
まさに、マーケティング担当の思い通り。
積もる話をしつつ、寒空の下待つこと一時間と少々。漸く、私たちの番である。
中は、こんな感じになっていた。
ご察しの通り、回転率が凄まじく悪い。これは、行列も作れるわけだわ~と感心し、手相占いを受ける。
占ってくれる方は日替わりらしく、私が行ったときは人のよさそうな年配の女性だった。
長所を褒めてくれるタイプなのでいい気分になる。
要約すると
・頭脳線が長い←ふ~~~~~ん(満更でもない)
・クリエイティブな仕事が向いている←簡単に言ってくれるぜ
・第一子でしょ?ご先祖からの加護が凄まじい←そうなんだ
・ずっとモテ期でしょ?←は??????
恋愛系に関しては受けがいいのか、割とピンポイントな西暦を出してくる。
2018年に物凄くいい人とお付き合いしてたでしょ?と言われたので、もしかしたらそうだったかもしれないと思い熟考したが、どう考えても独り身だった。
しかし、あの独特な薄暗い雰囲気の中で全否定するのは何となく憚られる。
「まぁ、そんなこともあったかもしれません」大ウソつきである
当たってるんだか当たってないんだか、よく分からないまま終了。
褒めてくれるのでそこそこいい気分で終わることができる。
次の算命学まで1時間位あるのでどっかで時間潰してきてと言われたので一時離脱。
新宿の街で適当に時間を潰し、戻ってくるとさらに伸びている行列に驚いた。
ついに、本命の算命学である。
テキトーに友達と予定を合わせた結果「マツコ会議」に出演した先生を引き当てる強運。
今日の俺はついてるぜ☆☆
「友達ってのは、だいたい似た者同士でつるむんだよね」から始まる占い。これに対しては、まあ類は友を呼ぶって言葉がある位だからね。と軽く構えていた。
「あなた達は、運が悪いもの同士だよ」いきなり左ストレートできやがった!
算命学には天中殺という概念があるらしくこの期間は人によって異なり、2か月~20年となっている。
なんと、私も連れも天中殺20年コースの人間らしい。
私の場合は、十代~三十代まで天中殺ということであった。ということは、今も天中殺の真っただ中!!
基本的に回避する術はないので大人しくしておけとのことである。そんな、殺生な、、、
以下、結果の要約
・天中殺の時は嫌な上司に当たるから転職してもどうせ同じ←嫌なこと言うな
・頭がいい/将来性がある/働き者/外見がいい異性を好きになる←逆にこんな好条件の人間嫌いな人っているの?
・何事も初めの3,4年はバタつく←誰でもそんなもんでは?
・天中殺が終わるまでは、いらないものが来る・求めるとできない状態が続く←左様でございますか~~~
・二十代までの結婚は妥協/三十代からの結婚は望んだ形になる←子供とか考えるとだいぶシビアな問題になってくるな
・子供は男の子一人が吉←そんなことまで分かるの!!!!
・2018~2020頃にいい人と付き合ってたね?←そうだったかもしれません。(いいえ、その期間は独り身です)
・お金好きでしょ?銀行員向いてるよ←まず、お金が好き=銀行員向いてるという思考を改めるべきでは?私、ゴリゴリの不器用で大雑把人間なのでこの手の仕事が一番向いてない
割と辛口なことをずっと言われるので結構堪える。
(しかも、めちゃめちゃ不愛想に淡々と言われる。)
しかし、時間を置いてじっくり反芻してみると正直当たってるんだか当たってないんだかよく分からない。(占いってそんなもん)
ポジティブシンキングに、良いことだけを信じてきたい。
まあ、私三十代からが本番だから?的なギャルでいたい。
それに、私はナルトを見て育った世代なので運命という鳥籠に囚われないのだ!!(すまんな!ネジ兄さん!!)
手相は半年位の周期で変化するが、算命学は一生変わらないとのこと。
待ち時間が苦でなければ一回面白半分で行ってくれば?位のおすすめ度である。(これを買えば運気UP的な押し売りは一切なかったのでこの点は安心である)
Vol.2 ファーストラブ
ファーストラブ 島本理生
「女の子のまわりにはいつだって偽物の神様がたくさんいるから。」
概要:「動機はそちらで見つけてください」父親を殺したアナウンサー志望の美人大学生・聖山環奈が警察に言った言葉だった。このセンセーショナルな事件を本にするため、取材を始める臨床心理士の由紀。国選弁護士として事件の究明に乗り出す迦葉。1つの事件を通して2人の過去・トラウマが次第に浮彫になっていく。
意見:ファーストラブと聞いて同士諸君が思い浮かべるのは何だろうか?
私の場合は、宇多田ヒカル女史の名曲である。
「最後のキスはタバコのflavorがした」という歌詞を当時10代の宇多田女史が考えたのは今となっては逸話である。この曲を聴くと私の初恋もタバコのflavorのキスで幕を閉じた気がしてくるから不思議だ。
しかし、本書「ファーストラブ」で父親を殺した大学生の初恋はタバコのflavorよりも“きな臭さ”が鼻につく。
端的に言うとこの小説は、「親ガチャ」と「家庭内での性的搾取」が2軸になって話が展開していくと私は感じている。(というか、ほぼ同義)
同士諸君は親ガチャという言葉を耳にしたことがあるだろうか?
SNS、特にTwitter界隈で目にすることが多いこの単語。最初に考えた人間は天才だな。
「良くも悪くも子は親を選べない」の概念を一言で表した言葉である。(幸せの青い鳥派の皆は納得しないだろうが、、、)
日本社会(だけなのか、世界的にそうなのか分からないが)では親の普通が子の基準に設定されることが一般的なのかなと思う。(おふくろの味とか代表的な例だよね)
傍から見たら異常なことも、家庭内で正常なら子供には正常と認識されてしまう。
一種の呪いがかけられてしまう。
メインキャラクター3人(由紀・迦葉・環奈)は上記の概念でいうと完全に呪われている。
人間誰しも親子間の確執は多かれ少なかれあると思うが、幼少期に異常を強要された場合の溝を埋めることは非常に難しい。
また、子供時代に子供であることを許されなかった場合も非常に深刻である。
この呪いを解くために奮闘するが、特に女性の場合は本物の神様が手助けしてくれるとは限らない。
男性の場合も同様かもしれないが、肌感ではやはり女性のほうが助けを求める人間を慎重に吟味する必要があるのかな。
極端な例だが、ヒッチハイクとかも男性のほうが車を止める敷居が低いように感じる。(偏見だったらごめんなさい。)
結論から言うと、環奈が伸ばした手を握ったのは偽物の神様だった。
でも、神様に満足してもらい助けてもらうためにはそれなりの犠牲を払わなきゃいけない。犠牲が何に当たるのか、子供らしく幼少期を過ごすことが許されなかった環奈には分かっていた。
母親に相談したが、もちろん取り合って貰えない。逆に色目を使ったお前が悪いと言われる始末である。
幸せな家庭の定義とは何なのだろうか?
お金がある家庭は幸せなのだろうか?
愛があればお金なんて無くても幸せなのだろうか?
永遠のテーマである。
個人的には異常な例を除いて、お金の余裕=心の余裕に繋がり愛情を他人に与える余裕が生まれるのかなと思ったり。
難しい問題である。
さて、ここからが2つ目の軸「家庭内での性的搾取」である。文字にするのもおぞましいアタオカwordである。
有名なのは尊属殺重罰事件だね。大学の憲法の授業でこの胸糞悪い事件を教わったのは今でも記憶に新しい。(一応、リンク貼っとくよ)
「父殺しの女性」を救った日本初の法令違憲判決:日経ビジネス電子版
家庭内でこのような異常が起きている場合、母親は保身のためにネグレクト状態がデフォになるのだと思う。そして、被害者の方は脅威から身を守るためご機嫌取りに徹する。
環奈もご機嫌取りに徹した。成人男性が怖いので肉体関係を断ることはなかった。母親には色目を使ったお前が悪いと責められた。八方ふさがりである。
彼女の場合は上記実事件のように、直接父親から被害を受けた訳ではないが幼少期に感じた性的不快感は大人になっても深く根付いている。
これは脱線かもしれないが、自分より何十歳も若い人間を恋愛対象にできる神経が個人的によく分からなかったりする。
最近(と言っても少し前だが)だと、有名なアイドルが高校生と飲酒した事件もよく理解できない。
私が友達とバーでお酒を飲んでいて、突然マスターが気を利かせて面識のない自分より幾分若い異性を呼んだら確実に萎える。
だいたい、気を利かせて若い女の子を呼ぶ神経もよく分からない。放っておいてくれと言える人間になりたい。
また、ワイドショーを見ていたら人気youtuberが未成年に修行と称して裸の写真を送らせていたという身の毛もよだつ事件が起きていた。
何の修行だよ?この一言に尽きる。
しかも、家庭もあるというのだから驚きだ。しかるべき制裁を受けてほしい。
(性犯罪の日米差という興味深い記事を見つけたので共有しておく。)
ネットが我々の生活に入り込んできてから、親の監視範囲が広がり難易度が増す一方である。
子供をこういった頭のおかしい輩から守るためには、ある程度の制限が必要かもしれないが制限をかけすぎても悪影響なんですよね。
事実、私の周りの家庭内ルールが厳しかった人間はどこかで弾けている。
子供に対する制限の範囲も非常に難しい問題である。
と脱線してしまい申し訳ない。やはり、この手の問題になると思うことがあるので熱くなってしまう。
この小説を読み終わった今、私の頭では1人のK-POPアイドルが笑っている。
彼女は自ら命を絶ってしまったが、死後に出てくる家庭内の問題や男性関係など未だに話題になることがしばしばである。
特に、命を絶った後に掲示板に書かれて数々の気持ち悪く胸くその悪い性的な文章の数々は忘れたくても忘れられない。
どうしたら、こんな気持ち悪いアイディアが出てくるの?と人格を疑ってしまう言葉がそこかしこに溢れていた。
正直、この話を出そうか迷った。
というのも、私は未だに彼女の死を受け入れられていない。
環奈の生きざまが彼女と若干リンクしてしまい、とても苦しくなった。
追記:ファーストラブも映画化されていたよね。(え?窪塚洋介出てるの!?!)
二回目にして重たい内容だったので、次回はポップでキュートでハッピーな記事を書きたい。
問題提起:なぜ、本書のタイトルが「ファーストラブ」なのか未だに考えている。内容を見ていくと初恋の比重はそこまで重くないように感じたが、、、
Vol.1 キネマの神様
キネマの神様 原田マハ
「観る度に思う。映画は旅なのだと。」
概要:39歳バリキャリウーマンの歩は事実無根の理由から自己退職へ追い込まれる。まさに、人生のどん底。しかも、ここに父親の心臓手術も重なり人生のどん底のどん底まで行ってしまう。ハローワークへ通う日々を送る歩に突然一本の電話が入る。それは、小さな映画雑誌を営む編集長からだった。この電話を境に歩(とその周辺人物)の人生の歯車が大きく動き出すこととなる。
意見:若干厚みがある文庫なのだが、軽快なタッチと続きが気になる状況が続くので無意識に引き込まれてしまう徹夜必須の小説である。私も例に漏れず1日で読破してしまった。様々な映画のオマージュが盛り込まれているため、映画好きには堪らない一冊なのではないか。しかし、私はそこまで映画に精通していないためたぶんこの本の50%位しか楽しめていない。
非常に悔しい。
せめて、ニューシネマパラダイス位は見ておくべきだったと後悔している。強めに頭をどこかに打って記憶を無くしてもう一度新鮮な気持ちで本書の1ページ目を開きたいが、そんなことできるはずもなく途方に暮れてしまう。
(これからキネマの神様を読もうと考えている同士諸君には、ニューシネマパラダイスの履修を強く進める。)
この小説の最大の魅力はやはり映画論評の部分である。歩の父親が書く論評はどれも心温まるものであり、実際に見たい!という気持ちにさせてくれる。しかし、私含め現代に生きるビジネスマンには2時間1つのことに集中するのはかなり体力がいる。
最近テトリスしかできなくなってしまった私には重荷すぎる。
シンエヴァを映画館で見るなんて、夢のまた夢である。
本書は、好きなことを仕事にする素晴らしさ・熱中したモノはいずれ自分を助ける大きな武器になると謳っていると私は思っている。しかし、同時に映画1本すら見られない人々が沢山いる現在を嘆いているようにも思う。
好きなことを仕事にできた歩がとても羨ましい。
しかも、成功しているのであるからハンカチを噛むほど羨ましい。好きでも何でもないことを職業にして少額の給料で日々やり繰りしている私にとっては嫉妬の対象である。
嫉妬と同時に私が寝食を忘れて熱中するほど好きなものなんて無いのでは、、、?と考えさせられてしまった。
寝る前にふと考える日々が続いた。私は何が好きなのだろうか?
20後半になると何気ない瞬間にこの手の悩みにぶち当たるので嫌なものである。
日々疲れを感じながら仕事をこなし、テトリスしかできなくなってしまった同士諸君がこの本を手に取り今一度自分の好きなことを考えるきっかけになればと思う。
追記:この本をベースにした映画があの菅田将暉主演でロードショーするらしい。
意気揚々とHPを訪ねたところ開いた口が塞がらない。よく原作者許したな、、、と逆に感心してしまう改変(改悪にならないことを心の底から願う)ぶりである。
しかし、一応URLを載せておきたい。(ジュリーを見たらバナナマン日村を想起してしまうのは私だけなのだろうか?)
近日公開となっているので、早めに読了し同士諸君がツウぶれることを祈っている。